【2026年最新】U-POWER(ユーパワー)解説

U-POWER(ユーパワー)は、U-NEXT HOLDINGSグループが運営する新電力サービスです。

最大の特徴は、再生可能エネルギーの比率を選べる「GREENホーム」プランを提供していること。非化石証書を活用し、実質再エネ比率10%の「GREEN10」と実質再エネ100%の「GREEN100」から選択できます。環境配慮と電気代の節約を両立させたい方に向けたサービスです。

また、U-POWERは長野県のアファンの森財団と連携した森林保全活動にも取り組んでおり、契約者も間接的に環境保全に参加できる仕組みを持っています。

ここでは、U-POWERの家庭用プランの料金体系・メリット・デメリット・申し込み方法までをわかりやすくまとめました。


目次

U-POWERの基本情報

項目内容
運営会社株式会社U-POWER(U-NEXT HOLDINGSグループ)
設立2021年12月1日
主な家庭用プランGREENホーム、GREENホームファミリー、GREENホームオールでんか
再エネ比率の選択GREEN10(実質再エネ10%)、GREEN100(実質再エネ100%)
対象エリア全国(沖縄県・一部離島を除く)
解約金GREENホーム:1年未満の解約で3,000円 / GREENホームファミリー:なし

※U-POWERは取次事業者であり、電気供給は子会社のU-POWER GREEN MARKETINGが行います。 ※GREENホーム50(実質再エネ50%)は2026年2月現在、新規申し込み受付を停止しています。 ※最新の料金・供給エリア・契約条件は公式サイトでご確認ください。


家庭用プランの種類

U-POWERの家庭用プランは、利用シーンに応じて大きく3つに分かれています。

GREENホーム(お引越し先で新規契約する方向け) 引越し先で新たに電気を契約する方向けのプランです。料金体系は地域の大手電力会社の従量電灯プランと同じ3段階料金制ですが、3段階目(使用量が多い部分)の単価が大幅に安く設定されているのが特徴です。電気をたくさん使うご家庭ほどメリットが出やすい設計になっています。

GREENホームファミリー(今のおうちの電気を切り替える方向け) 現在の電力会社から切り替える方向けのプランです。こちらは3段階料金ではなく、電力量料金が一律単価に設定されているのが特徴です。使用量に関係なく同じ単価が適用されるため、料金のわかりやすさがメリットです。

GREENホームオールでんか(オール電化住宅の方向け) オール電化住宅にお住まいの方向けの時間帯別料金プランです。夜間やオフピーク時間帯の単価が安く設定されています。

いずれのプランでも、非化石証書を活用した再エネ比率の選択が可能です。


電気料金の仕組み

U-POWERの電気料金は、以下の要素で構成されています。

電気料金 = 基本料金 + 電力量料金 ± 市場調整額 + 非化石証書費 + その他調整額(容量拠出金相当)+ 再エネ賦課金

ここで注意すべきポイントは、市場調整額その他調整額の存在です。

市場調整額は、JEPX(日本卸電力取引所)の平均市場価格に連動して変動する料金項目です。市場価格が安い時期にはマイナス(還元)となり電気代が安くなりますが、市場価格が高騰した時期にはプラスとなり電気代が上がります。

その他調整額は、容量市場における供給力確保のために負担する容量拠出金に相当する額です。

これらの項目は料金表の基本料金・電力量料金には含まれていないため、料金表の単価だけで最終的な電気代を判断することはできません。 公式サイトの料金シミュレーターで試算することをおすすめします。


電気料金プラン

GREENホーム(お引越し向け)

電力エリアを選択してください

区分基準単位料金
基本料金
(1契約あたり)
10A397.10円
15A595.65円
20A794.20円
30A1,191.30円
40A1,588.40円
50A1,985.50円
60A2,382.60円
契約容量1キロボルトアンペアにつき397.10円
契約電力1キロワットにつき397.10円
電力量料金
(1kWhあたり)
120kWhまで35.69円
120kWh超過280kWhまで41.98円
280kWh超過分34.28円

※300kWh超過分の単価が2段階目より安く設定されています。使用量が多いご家庭ほど節約効果が出やすい設計です。

GREENホームファミリー(切り替え向け)

電力エリアを選択してください

区分単位料金
基本料金10アンペア/1キロボルトアンペア/1キロワットあたり418.00円
電力量料金1kWhあたり39.28円

※電気を全く使用しなかった月の基本料金は半額といたします。


GREENホームオールでんか

電力エリアを選択してください

区分単位料金
基本料金1kWにつき486.20円
電力量料金
(1kWhあたり)
平日8時~22時37.22円
それ以外の時間帯29.44円

休日:日曜日、土曜日、「国民の祝日に関する法律」に規定する休日、1月2日、1月3日、4月30日、5月1日、5月2日、12月30日および12月31日
平日:休日以外の日
夏季:毎年7月1日から9月30日までの期間
他季:毎年10月1日から翌年の6月30日までの期間
春秋:3月1日から6月30日および10月1日から11月30日
夏冬:春秋以外の期間


非化石証書費

再エネ比率のプランに応じて、以下の非化石証書費が加算されます。

プラン非化石証書費
GREEN10(実質再エネ10%)0.00円(追加料金なし)
GREEN100(実質再エネ100%)GREENホーム:550円/月額 / GREENホームファミリー:1.29円/kWh

※GREEN10は追加費用なしで利用できるため、環境配慮にかかるコスト負担はありません。 ※非化石証書とは、電気が環境にやさしい非化石電源(再エネなど)由来であることを証明するもので、U-POWERは非化石証書を調達することで実質的な再エネ比率を実現しています。ただし、市場からの調達のため、十分な量を調達できないケースもあります。


GREENホームの燃料調整単価(市場調整単価)

▼国の電気・ガス支援適用後 -後- ▼

電力エリア対象プラン区分燃料費調整単価
電気支援適用 -後-
北海道電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
東北電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
東京電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
中部電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
北陸電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
関西電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
中国電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
四国電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
九州電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり

▼国の電気・ガス支援適用後 -前- ▼

電力エリア対象プラン区分燃料費調整単価
電気支援適用 -後-
北海道電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
東北電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
東京電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
中部電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
北陸電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
関西電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
中国電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
四国電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり
九州電力エリアGREENホームプラン1kWhあたり

※燃料費調整単価は、ホームページより確認ください。政府の「電気・ガス料金支援」について

メリット・デメリット

メリット

① 再エネ比率を自分で選べる

U-POWER最大の特徴は、GREEN10とGREEN100から再エネ比率を選択できることです。GREEN10なら追加費用なしで実質再エネ10%の電気を使えます。「環境にも少し配慮したいけど、コストは抑えたい」という方に適したバランスです。より本格的に脱炭素に取り組みたい方はGREEN100を選べます。

② GREENホームは使用量が多いほどお得になる料金設計

GREENホーム(引越し向けプラン)は、3段階目の電力量料金が2段階目より安く設定されているユニークな料金体系です。一般的な従量電灯プランでは使用量が増えるほど単価が上がりますが、U-POWERでは300kWh超の部分が割安になるため、電気使用量が多いファミリー世帯に恩恵があります。

③ GREENホームファミリーは一律単価でわかりやすい

GREENホームファミリー(切り替え向けプラン)は、電力量料金が使用量に関係なく一律です。3段階料金のように使用量によって単価が変わることがないため、料金計算がシンプルでわかりやすくなっています。

④ 森林保全活動への参加

U-POWERは、C.W.ニコル・アファンの森財団とオフィシャルスポンサー契約を締結しており、長野県の荒廃した森の再生事業を支援しています。契約者も間接的に森林保全活動に参加できる仕組みです。

⑤ U-NEXT HOLDINGSグループの安定した事業基盤

U-POWERはU-NEXT HOLDINGSの子会社であり、大手グループ企業のバックアップがあります。新電力の中では比較的安定した事業基盤を持つ会社と言えます。


デメリット

① 料金体系が複雑で、最終的な電気代が読みにくい

U-POWERの電気料金には、基本料金・電力量料金に加えて、市場調整額・その他調整額(容量拠出金相当)・非化石証書費・再エネ賦課金など複数の変動要素が含まれます。特に市場調整額はJEPXの市場価格に連動するため、料金表の単価だけでは最終的な電気代を正確に把握できません。

② 市場調整額(GREENホーム)/ 燃料費調整額(ファミリー)に上限がない

GREENホームの市場調整額、およびGREENホームファミリーの燃料費調整額には、いずれも上限が設けられていません。市場価格や燃料価格が高騰した場合、大手電力会社の規制料金プランよりも電気代が高くなる可能性があります。

③ GREENホームは1年未満の解約で解約金が発生する

GREENホーム(引越し向けプラン)には1年の最低契約期間があり、1年未満で解約する場合は3,000円の解約金がかかります。なお、GREENホームファミリー(切り替え向けプラン)には解約金はありません。

④ 容量拠出金相当額が別途加算される

「その他調整額」として容量拠出金相当額が電気代に上乗せされます。これは電力の安定供給のための費用ですが、この費用を電気代に転嫁しない電力会社も存在するため、比較検討の際には注意が必要です。

⑤ プランの種類が実質的に少ない

GREEN10とGREEN100では基本料金・電力量料金は同額で、異なるのは非化石証書費のみです。料金面でのプラン選択肢は実質的に1種類と言え、多様な料金プランから選びたい方にとっては物足りなさを感じる可能性があります。


オシデンキ視点の評価

オシデンキ独自の視点で、U-POWERの家庭用プランを3つの軸で評価しました。

節約推し★★★☆☆
環境推し★★★★★
社会貢献推し★★★★☆

節約推し:★★★☆☆ GREENホームの3段階目の逆転料金設計は、使用量が多い世帯にとって魅力的です。ただし、市場調整額や容量拠出金相当額などの追加費用があるため、料金表の見た目ほど安くならない場合があります。純粋な節約目的の方は、公式シミュレーターで実際の電気代を試算してから判断するのがおすすめです。

環境推し:★★★★★ 再エネ比率を選べる仕組みは、環境配慮を重視する方にとって非常に魅力的です。GREEN10なら追加費用なしで実質再エネ10%を実現でき、GREEN100なら月額550円(GREENホーム)で実質再エネ100%を選べます。環境意識の高い方にとっては最もフィットしやすいプランの一つです。

社会貢献推し:★★★★☆ アファンの森財団との連携による森林保全活動は、U-POWERならではの特徴です。電気を使うことが森の再生につながるという仕組みは、社会貢献に関心のある方にとって大きなポイントです。


U-POWERの申し込み方法

STEP
公式サイトにアクセス

・公式サイトにアクセスして、サービスを確認
※公式サイトは下のボタンからアクセスできます

STEP
プラン・条件を確認

申し込み前に、以下の書類を必ず確認してください。

  • 電気料金プラン
  • 電気需給契約に関する重要事項説明書
  • 基本約款・利用規約

特に、市場調整額の仕組みや解約金の条件は事前に理解しておくことをおすすめします。

STEP
申し込みフォーム入力

GREENホームファミリー(切り替え)の場合: 現在契約している電力会社の電気料金明細書をご用意ください。以下の情報が必要です。

  • お客様番号(契約番号)
  • 供給地点特定番号
  • クレジットカードまたは口座番号

※切り替えの場合、現在の電力会社への解約連絡は不要です。U-POWERへの申し込み後、自動的に解約手続きが行われます。

GREENホーム(引越し)の場合: 引越し先の住所情報と、入居日をご用意ください。なお、引越し前の電力会社の解約手続きはご自身で行う必要があります。

STEP
切り替え完了

申し込み後、電気契約の切り替えには約2週間〜1ヶ月程度かかります。切り替え期間中も電気は通常通り使えますのでご安心ください。

※GREENホームオールでんかは、WEBでの申し込みを受け付けていません。電話(0120-556-717、営業時間10時〜18時)での申し込みとなります。


U-POWERのよくある質問(Q&A)

新電力に切り替えることで、停電したり品質が落ちることはありますか?

ありません。U-POWERに切り替えても、電気は従来と同じ一般送配電事業者(東京電力などの大手電力会社)の送配電網を通じて届けられます。電力供給の信頼性や品質は全く変わりません。

賃貸マンションやアパートでも契約できますか?

電力会社と個別に契約している場合は切り替え可能です。マンション単位で一括契約している場合でも切り替えできるケースがありますので、管理会社にお問い合わせください。

解約金はかかりますか?

プランによって異なります。GREENホーム(引越し向け)は1年の最低契約期間があり、1年未満の解約で3,000円の解約金がかかります。GREENホームファミリー(切り替え向け)は解約金がかかりません。

GREEN10とGREEN100の違いは何ですか?

基本料金・電力量料金は同額です。違いは非化石証書費のみで、GREEN10は追加費用なし、GREEN100はGREENホームで月額550円、GREENホームファミリーで1.29円/kWhが加算されます。再エネ比率を高めたい方はGREEN100、コストを抑えたい方はGREEN10を選ぶとよいでしょう。

市場調整額とは何ですか?

JEPXの平均市場価格に連動して変動する料金項目です。市場価格が安い時期にはマイナス(還元)、高い時期にはプラス(追加請求)となります。市場調整額には上限がないため、市場価格が高騰した場合には電気代が大幅に上がる可能性があります。

GREENホームとGREENホームファミリーの違いは?

GREENホームは引越し先で新規に電気を契約する方向け、GREENホームファミリーは今のおうちの電気を別の電力会社から切り替える方向けのプランです。料金体系も異なり、GREENホームは3段階料金(3段階目が安い)、GREENホームファミリーは一律単価の設計になっています。


株式会社U-POWERが提供する他のサービス

株式会社U-POWERは、家庭用プラン以外にも以下のサービスを提供しています。

法人向け電力プラン 高圧・特別高圧の法人向けプランを提供しています。市場連動型プラン・ハイブリッドプラン・固定単価プランの3種類から選択可能で、RE100対応のGREEN100プランも用意されています。

脱炭素コンサルティング 企業の脱炭素化を支援するコンサルティングサービスを提供しています。CO₂排出量の可視化や削減計画の策定など、企業のサステナビリティ戦略をサポートしています。

森林保全活動(アファンの森) C.W.ニコル・アファンの森財団とのオフィシャルスポンサー契約に基づき、長野県の森林再生事業を支援しています。契約者もスポンサー活動を通じて間接的に森林保全に参加できます。

お店のSDGs 飲食店などの事業者向けに、SDGsへの取り組みを支援するサービスを展開しています。

※各サービスの詳細・最新情報は、U-POWERの公式サイトでご確認ください。


まとめ

U-POWER(ユーパワー)は、再生可能エネルギーの比率を自分で選べるという点で、環境配慮を重視する方に特に適した電力サービスです。GREEN10なら追加費用なしで実質再エネ10%の電気を使うことができ、環境への配慮を手軽に始められます。

GREENホーム(引越し向け)の3段階目が安くなる料金設計は、電気使用量が多いファミリー世帯にとって魅力的です。一方で、市場調整額・容量拠出金相当額など複数の変動費用が加算されるため、料金表の単価だけでお得かどうかを判断するのは難しい面があります。

申し込み前には、必ず公式サイトの料金シミュレーターで実際の電気代を試算し、重要事項説明書の内容を確認した上で判断することをおすすめします。


U-POWERの会社情報

項目内容
会社名株式会社U-POWER(英文名称 U-POWER Co., Ltd.)
所在地東京都品川区上大崎三丁目1番1号 目黒セントラルスクエア
設立2021年12月1日
代表者代表取締役社長 高橋 信太郎
資本金500万円
事業内容電力事業(小売電気事業者登録番号:A0213)
グループ株式会社U-NEXT HOLDINGS

※会社情報は2026年2月時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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