オクトパスエナジーは、イギリス発のエネルギーテック企業と東京ガスの合弁会社が運営する新電力です。
「Cheaper and Greener(環境価値の高いエネルギーをより安く)」を掲げ、標準プランの電気は実質再生可能エネルギー100%。ピンクのタコのキャラクターとユニークなブランディングでも知られています。
電気の品質や供給の安定性は、従来の電力会社と変わりません。ここでは、主力2プラン「グリーンオクトパス」「シンプルオクトパス」の料金体系(従量電灯B相当・C相当)を中心に、メリット・デメリット・申し込み方法までわかりやすくまとめました。
オクトパスエナジーの基本情報
| 会社名 | TGオクトパスエナジー株式会社(東京ガス×英Octopus Energyの合弁) |
|---|---|
| 主なプラン | グリーンオクトパス(3段階料金・実質再エネ100%)/シンプルオクトパス(基本料金0円・一律単価・燃調0円) |
| 料金の特徴 | 基本料金は1日あたりの日額制(月途中の切替・引越しでも日割りで無駄がない) |
| 対象エリア | 全国(沖縄電力エリア・一部離島を除く) |
| 契約期間・解約金 | 契約期間の縛りなし・解約金なし |
※上記は2026年9月24日時点の情報です。単価は2026年4月28日改定の新規申込向けのもので、申込時期により適用単価が異なる場合があります。最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。
電気料金の仕組み
オクトパスエナジーの電気料金は、以下の要素で構成されています。
電気料金 = 基本料金(日額×日数)+ 電力量料金 ± 燃料費調整額 + 再エネ賦課金
特徴的なのは、基本料金が「1ヶ月いくら」ではなく「1日いくら」の日額制である点です。月の途中で切り替えたり引っ越したりしても、使った日数分だけの請求になります。
燃料費調整額はグリーンオクトパスでは毎月変動し、上限はありません。一方、シンプルオクトパスは燃料費調整額が0円で、12ヶ月間は単価が固定されます。最新の燃料費調整の動向は燃料費調整額の解説記事をご覧ください。
電気料金プラン
グリーンオクトパス(王道の3段階プラン)
実質再エネ100%の標準プランです。大手電力会社の従量電灯と同じ3段階料金で、単価は大手より安い水準に設定されています。電力エリアを選択してください。
| 区分 | 単位 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 基本料金 (1日あたり) | 10Aにつき | 13.22円 |
| 1kVAにつき(6kVA以上・従量電灯C相当) | 13.22円 | |
| 電力量料金 (1kWhあたり) | 120kWhまで | 25.60円 |
| 120kWh超過280kWhまで | 31.44円 | |
| 280kWh超過分 | 32.80円 |
※基本料金は契約アンペアに比例します(例:30Aなら 13.22円×3=1日あたり39.66円)。
シンプルオクトパス(基本料金0円・燃調0円)
基本料金と燃料費調整額が0円、電力量料金は使用量によらず一律のプランです。申込から12ヶ月間は単価が固定され、その後はグリーンオクトパスに自動的に切り替わります。電力エリアを選択してください。
| 区分 | 単位 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 基本料金(アンペア・kVAによらず) | 1契約につき | 0円 |
| 電力量料金 | 1kWhあたり(使用量によらず一律) | 39.12円 |
| 燃料費調整額 | — | 0円 |
料金表の注意点
- 単価は2026年4月28日改定の新規申込向けです。オクトパスエナジーは単価改定が随時行われるため、申込時期により適用単価が異なります
- 基本料金はすべて1日あたりの金額です(関西・中国・四国の6kVA未満は1契約あたり、6kVA以上は1kVAあたり)(30日の月は日額×30日分)
- 従量電灯C相当(6kVA以上)は1kVAあたりの日額で、10Aあたりの単価と同額です
- 契約アンペア・契約容量・料金メニューは、設定・変更後1年間は原則変更できません(電気料金メニュー定義書 8(2))
- 北海道エリアのみ2段階目の区切りが280kWh(他エリアは300kWh)です
- グリーンオクトパスは上記に加えて燃料費調整額(上限なし)、両プランとも再エネ賦課金(2026年度 4.18円/kWh)がかかります
※出典:TGオクトパスエナジー「電気料金メニュー定義書 グリーンオクトパス 2026-04」「同 シンプルオクトパス 2026-04」(2026年4月28日実施)および公式料金データ(2026年9月24日確認)。
メリット・デメリット
メリット
① 基本料金が日額制で、日割りの無駄がない
基本料金が「1日あたり」で設定されているため、月途中の切り替え・引越し・解約でも使った日数分だけの請求です。月単位の基本料金にありがちな「数日しか使っていないのに1ヶ月分」という無駄がありません。
② 標準プランで実質再エネ100%
グリーンオクトパスは追加費用なしで実質再生可能エネルギー100%・CO2排出量実質ゼロの電気を使えます。環境配慮が「オプション」ではなく「標準」である点が特徴です。
③ シンプルオクトパスは燃調0円+12ヶ月固定単価
燃料費調整額の変動リスクを避けたい方には、単価が12ヶ月固定されるシンプルオクトパスという選択肢があります。中東情勢などで燃料価格が不安定な時期に「電気代を読める」安心感があります。
④ 解約金・契約期間の縛りなし
いつでも無料で解約できます。まず試してみて、合わなければ戻る・乗り換えるという使い方が可能です。
⑤ 東京ガス×英オクトパスの安定した事業基盤
英国発のOctopus Energy Groupの技術基盤と、東京ガスの国内基盤を併せ持つ合弁会社です。新電力の中では事業基盤の安定性が高い部類といえます。
デメリット
① グリーンオクトパスの燃料費調整額に上限がない
大手電力会社の規制料金(従量電灯B/A)には燃料費調整額の上限がありますが、グリーンオクトパスにはありません。燃料価格の高騰局面では、規制料金より電気代が高くなる可能性があります。
② シンプルオクトパスは12ヶ月で自動切替
固定単価の適用は12ヶ月間のみで、その後はグリーンオクトパスに自動的に切り替わります。「ずっと一律・燃調0円」ではない点に注意が必要です。
③ 単価改定が随時行われ、申込時期で単価が異なる
新規申込向けの単価は市況に応じて見直されるため、過去の記事や比較サイトの単価が現在と異なることがあります。申し込み前に必ず公式の見積もりで最新単価を確認しましょう。
④ 沖縄エリアは対象外
供給エリアは沖縄電力エリアと一部離島を除く全国です。
⑤ オール電化住宅にはグリーン/シンプルは不向き
夜間割安の設定がないため、オール電化住宅の方がそのまま切り替えると割高になる可能性があります。オール電化住宅には別途「オール電化オクトパス」が用意されています。
推しでんき視点の評価
推しでんき独自の視点で、オクトパスエナジーを3つの軸で評価しました。
| 節約推し | ★★★★☆ |
| 環境推し | ★★★★★ |
| 社会貢献 | ★★★☆☆ |
節約推し:★★★★☆ グリーンオクトパスは基本料金・従量単価とも大手の規制料金より安い水準で、日額制の基本料金も無駄がありません。ただし燃料費調整額に上限がないため、燃料高騰期には規制料金との差が縮まる点は考慮が必要です。
環境推し:★★★★★ 標準プランで実質再エネ100%を実現しており、追加費用なしでグリーンな電気を選べます。世界で再エネ事業を展開するオクトパスグループの一員である点も評価できます。
社会貢献:★★★☆☆ 再エネ普及への貢献に加え、「節電チャレンジ」などユーザー参加型の取り組みがあります。一方、ポイント還元のような直接的な還元策は控えめです(友達紹介割はあり)。
オクトパスエナジーの申し込み方法
・公式サイトで郵便番号・使用量を入力して見積もり
※公式サイトは下のボタンからアクセスできます
申し込み前に、以下を必ず確認してください。
- 見積もり画面の最新単価(申込時期により異なります)
- 電気需給約款・重要事項説明
- 燃料費調整額の有無(グリーン:あり/シンプル:0円)
・検針票などで供給地点特定番号(22桁)とお客さま番号を用意してWebから申し込み
・切り替えの場合、現在の電力会社の解約手続きは不要
・切り替え手続き完了後の最初の検針日から供給開始
オクトパスエナジーのよくある質問(Q&A)
TGオクトパスエナジーが提供する他のプラン・サービス
主力2プラン以外にも、ライフスタイルに合わせたプランが用意されています。
オール電化オクトパス オール電化住宅向けの時間帯別プラン。夜間割安タイプと、昼間が安い「サンシャイン」タイプの2種類から選べます。
EVオクトパス 電気自動車オーナー向けのプランです。充電の多いご家庭に最適化されています。
ソーラーオクトパス 太陽光発電を設置しているご家庭向けに、夜間の電気料金を抑えたプランです。
ガスセット 電気とガスをまとめて契約できるセットメニューも提供されています。
※各プランの詳細・提供エリア・最新情報は、オクトパスエナジーの公式サイトでご確認ください。
まとめ
オクトパスエナジーは、「実質再エネ100%が標準」「基本料金は日額制」というユニークな設計で、環境価値と節約を両立させたい方に向いた新電力です。大手の規制料金と同じ3段階制のグリーンオクトパスは料金体系がわかりやすく、初めての切り替え先としても選びやすいプランです。
燃料費調整額の変動が気になる方には、燃調0円・12ヶ月固定単価のシンプルオクトパスという選択肢もあります。ただし13ヶ月目以降はグリーンオクトパスへ自動切替となる点は覚えておきましょう。
単価は申込時期により異なるため、申し込み前に必ず公式サイトの見積もりで最新の単価を確認することをおすすめします。
オクトパスエナジーの会社情報
| 会社名 | TGオクトパスエナジー株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー18階 |
| 設立 | 2021年1月 |
| 代表者 | 代表取締役社長(CEO) 中上 英尋 |
| 資本金 | 7億円(2021年3月9日現在) |
| 出資 | 東京ガス株式会社/Octopus Energy Group(英国) |
| 事業内容 | 小売電気事業 |
| 公式サイト | https://octopusenergy.co.jp/ |
※会社情報は公式サイトおよび公表資料(2026年9月24日確認)に基づきます。最新情報は公式サイトでご確認ください。

